一口に調律師といっても、その仕事には調律、整音、整調、修理と様々な仕事があります。

整音とは

音は、いろいろな要素から成り立っています。フランスの作曲家、オリヴィエメシアンは、
音には、音高、強度、音価(リズム)、音色の4つの要素があるとしました。整音と言われる作業はピアノの音色を作る作業です。ピアノはハンマーと言われる部分が弦を打って音を出します。あまり知られていない事ですが、ピアノは打楽器なのです。
 打楽器の楽譜にはよく、作曲家の指示で(柔らかめの撥(ばち)で)とか、(硬めの撥で)という指示が見られます。ピアノでは、ハンマーという部分がこの撥にあたります。
羊毛からなるハンマーは、数年使用すると内部の空気が抜けてしまい、どんどん固くなっていき、またそれぞれのハンマーにムラがでてきます。音がキンキンしていたり、ばらつきがあるのは、多くの場合、ハンマーが原因となっています。
整音は、ハンマーに綿密な計算に基づき針をさしていきます。こうする事によってハンマー内部にまた空気が入り、弾力が戻ります。どこにどれくらいの針をどのように刺すか、非常に神経を使う仕事です。
整音されたピアノは、楽器が生まれ変わったというくらいきれいな音がします。

写真整音1整音作業の様子
写真整音2一本針でより精密に
写真整音3こんなに多くのサイズの針を使います。
それくらい微妙な仕事です。

整音料金

整音基本料金 90〜150ユーロ(税込み)*

*ピアノの種類、状態により異なります。
整音はピアノが完全に調律された状態で始める事が望ましいとされます。

ピアノを弾くとき、そのピアノが弾きやすいか、出したい音を忠実に指からピアノに伝えてくれるかという事は大事なことです。これは、ピアノのメカニックが正しく調整されているかによって決まります。メカニックの調整をすることを、整調といいます。

写真整調1
写真整調2
写真整調3

 ピアノのメカニックには信じられないほど多くの部品があり、全ての部分が連動する仕組みになっています。これらの連動は、調律と同じように季節の変化や毎日の練習で少しずつ調整された状態から狂っていきます。
 基本的な整調は、だいたい25前後の工程があります。それぞれの工程を88音全てに行うので、非常に根気のいる作業です。タッチが重い(軽すぎる場合)、タッチが軽い(重過ぎる場合)、連打が出来ない、ピアニッシモがでない、表現の幅が狭い、雑音がする、タッチにムラがある、など整調で改善されることは非常に多いです。
楽器を長生きさせるために、また安定したテクニックのためにも、定期的な整調をお勧めいたします。

整調料金

整調基本料金
•アップライトピアノ 350ユーロ(税込み)*
•グランドピアノ   450ユーロ(税込み)*

*著しく傷んでいて部品の交換などが必要とする場合、別途料金がかかる場合があります。
お気軽にご相談ください。

電話番号 0665266331 メールアドレス pianoharmonie@gmail.com